FEATURE & INTERVIEW 特集・インタビュー

チ・チャンウク「男として、“愛する女性を守る”という気持ちで演じました」

2012年7月11日

朝鮮時代に実在したイ・サン(正祖)の護衛武官で、朝鮮最高の侠客武人ペク・ドンスと、国王の暗殺を企む刺客集団の対決を描いた時代劇「ペク・ドンス」。主人公ペク・ドンスを演じたのは、ドラマ「笑ってトンへ」で人気急上昇中のイケメン俳優チ・チャンウク。「太王四神記」や「善徳女王」で知られる子役出身の実力派俳優ユ・スンホ演じる、闇の刺客集団に属する悲しき刺客ヨ・ウンとの華麗なるアクションシーン、護衛武官として王の命を守りながらもどんなときも決して仲間の危機を見捨てることのないドンスと、武人と刺客、仲間と使命のはざまで常に葛藤し続けるヨ・ウンの生きざまなど、見どころいっぱいの本作について、チ・チャンウクが語った。

ペク・ドンスは気取らない武士、多くの人に知ってもらいたい

Q.「ペク・ドンス」はテンポの良いストーリー、若手とベテランが絶妙に配置されたキャスティング、そして華麗なるアクションなど魅力あふれるドラマですね。しかし、残念ながら日本ではペク・ドンスという武人はあまり知られていません。ペク・ドンス役を演じたチ・チャンウクさんから、どのような人物で、韓国の人はどのように見ているのか教えていただけますか?

イ・サン(正祖)時代に「武芸図譜通志」という本が作られました。簡単に言うと武術書です。その本を編纂した人たちの1人がペク・ドンスです。つまり朝鮮時代の武官でした。ペク・ドンスの雅号は野餒(ヤネ)で“ヤネ ペク・ドンス”と呼ばれましたが、僕もこの作品を通じてその雅号の意味は何なのか、どうしてペク・ドンスという人にヤネという雅号が付いたのかを調べてみました。はっきりと覚えていませんがこういう意味だそうです。「清廉であり、お金に左右されない剛直な武士だった」と。気取らない武士だったそうです。僕もペク・ドンスという人物を本作に出演することになって初めて知ることができました。実存した素晴らしい武官でしたが、僕もそうですがこのドラマを通じて、多くの人がペク・ドンスという人物を知るきっかけになったと思います。そういう意味で、僕にとってはプレッシャーでしたが、いいきっかけになったと思います。

Q.ペク・ドンスをどのように演じられましたか?

そう言われるととてもプレッシャーを感じますが、実は脚本家とたくさん話をしました。もちろんの歴史考証も大事ですが、ドラマの中でのペク・ドンスは脚本家と監督と僕がたくさん話し合って、想像の中の人物として表現していた感じです。それであえてドラマの中ではドンスが試練を乗り越えたときにはマヌケな姿も演じてみました。最初のころはとてもそそっかしいペク・ドンスが、武士として徐々に成長していくところを見せたかったので、かなり研究しました。キャラクターを完成させるために想像を足し、たくさん悩んだ記憶があります。ドンスはただそそっかしいだけではないんです。他の人から見ると「あの子はおっちょこちょいで軽々しい子だな」と思われがちですが、そのような姿を見せることによって、逆に成長していくペク・ドンスを見せられたかと思います。

Q.そのような成長の過程を表現するために、特に気を付けた部分は?

流れ上、そうなったのですが、ドンスが“剣仙(コムソン)”と出会い、さらにジソンやヨ・ウンとの関係の中で、時には傷付き、時には何かを悟る箇所について悩みました。そのドンスが剣仙の修練を受けて、山から下りた時にはどのように変わっているのだろう?と自分の中でイメージして悩み続けました。

Q.ドラマの中では、武術、騎馬、弓などアクションシーンがたくさん出てきますが、これらのアクションシーンを演じる上で、気を付けたことや準備したことは?

正直、いろいろと準備しました。アクションスクールで剣術の基本も教わりましたし、騎馬も習いました。キャラクターの分析もたくさんしました。ですが本当はもっと多くのことを準備していたんです。その中でも剣術はかなり難しかったです! 僕は剣道の経験もなく、剣を初めて握ったわけで、最初はとてもぎこちなかったです。ですが武術監督をはじめ、スタントマンの方々がとても上手に教えてくださったおかげで、後に剣を楽に使えるようになりました。騎馬の練習はさほどしていませんが、もともと馬に乗るのが好きだったというのも手伝って、撮影中にたくさん乗ることで上手になりました。今回の経験が、今後アクション演技をする上での自信になったと思います。

Q.一方このドラマではアクションばかりではなくユ・ジソンを見守るペク・ドンスとヨ・ウンの切ないロマンスなど男女のラブストーリーも重要な要素として描かれています。朝鮮最高の武人まで上り詰めた男のロマンスをどのように演じられましたか? 共演者の皆さまとの撮影中のエピソードなども併せてお聞かせください。

確かに描かれているのは武士の愛ですが、僕は愛するというのは昔も今も同じ気持ちではないかと思いました。自分が武士であろうと、医師であろうと、料理人であろうと、職業(身分)にはこだわらずに女性を愛することだけに焦点を当てて演じました。ドンスはとても静かな恋をしていましたが、普通の恋ではありませんよね。今の時代で考えるとあり得ないことですが、ドンスはジソンの背中にある地図の入れ墨を消すためにジソンの背中に火をつけるんです。そのシーンは強く記憶に残っています。真夏の暑い撮影現場で実際に火を使って撮影するというとても熱くて大変なシーンでした。火をつけるシーンではジソンの服を着たマネキンに火をつけました。マネキンを相手に感情を出すのは簡単ではありませんでしたが、集中して演じるよう努めました。

Q.ドンスがジソンを想う気持ちと、ヨ・ウンがジソンを想う気持ちとは違うと思いますが、特に気を付けた点などありますか?

ドンスにとって、ジソンお嬢さんは大切な人です。そして守るべき存在でもありました。だからジソンを保護する人として、男として、“愛する女性を守る”という気持ちで演じましたね。

Q.ドンスがジソンを愛する姿は、実際のご自身の姿と似ていますか?

どうでしょう…? 僕はドンスみたいにけんかが強くないので…(笑)

 

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